房総の海辺・鵜原海岸を訪ねてみました。
児童文学者・石井桃子が87歳で書き上げた『幻の朱い実』で、作中の「勝浦と御宿の間」の海はどこなのか?
スケッチを兼ねて房総の海辺・鵜原海岸を訪ねてみました。
ちなみに石井桃子の童話「ノンちゃん雲に乗る」は、大ロングセラー。
「クマのプーさん」「ピーター・ラビット」などの翻訳でも知られている。
『鵜原理想郷』は、太平洋の荒波に浸食された、典型的なリアス式海岸で、深い入江を覆うように木々や海岸性の植物が、紺碧の海に突き出た岬の先端まで茂り合っています。
その複雑な自然造形に惹かれ、古くから多くの文人墨客などが訪れ、数々の作品を残したほど美しく優れた自然景観をもっています。特に与謝野晶子は、昭和11年4月〜5月に友人画伯らと当地に滞在し、76首の歌を詠んでいます。